始まりはサンデーでおもしろ半分に買った目出し帽。 それを「それらの夏の日々」の前日ゲネプロでかぶって遊んだことでした。 久しぶりに、速瀬作品ではなく自分でセリフを書きました。 目出し帽をかぶったまま漂泊しつづける人生、という流れは当初からあり、 最初は仏教、人魚伝説、異形であること…などを織り交ぜた かなりシリアスな内容でした。 稽古が進んでいくうちに、スタッフの篁氏にもオムニバスのうちの一本を書いてもらい、 劇団内に作家が増えました。 当初は康子と甲の二人芝居にするつもりでしたが、 稽古の途中でmoko嬢との出会いがあり、3人芝居に。 稽古していく中で進行上の理由から スタッフだったはずのA嬢は黒子として舞台に立つことになり、 スタッフN村氏も陰マイクで声の出演をする等、 裏方と出演者の境がボーダレスな公演でもありました。 代表の観点からは脚本も演技も、色々なことを勉強して、 そしてそれを咀嚼しつつも、なんでもないことの様に演じる、 というような事ができた公演でありました。 長年エゴイストを見てくださっている方が「10年の集大成的公演」 と言ってくださったことも含め、 色々な感想(いいこともそうでないことも)が寄せられ、 ありがたく受け止めさせていただきました。 |
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