古い日記と昔の想い出 写真館

「アートでオン!」という団体の企画している、「青い森のトポス」というイベントがあります。
青森市中心商店街の空き店舗を、ひと月の間アートあふれる空間にして、
街に賑わいと活気を取り戻そう!というねらいです。

2016年9月。とある空き店舗の階段を上がると‥


こじんまりとした素敵な劇場が、この時だけ特別に。


もともとは喫茶店。広めのカウンターは、スタッフも作業しやすいです。

ご縁をいただいて、ここで一時間の朗読ライブをつとめさせていただくことになりました。
主催は劇団青森どまんなかの皆さんです。


キーボーディストの「きゃべ」さんに演奏をお願いしました。
青森県内を中心に、たくさんのミュージシャン、アーティストとのコラボ経験をお持ちです。

司会はアートでオン!実行委員で、劇団青森どまんなかのメンバーでもある張間陽子さん。
ラジオですっかりおなじみの人気者です。


この日の演目は二本立て。

高校卒業した年の3月に卒業公演として上演した自作のひとり芝居
「十八歳のモラトリアム」と

速瀬れいさんの小説「夢ちがえの姫君」を朗読しました。


「十八歳のモラトリアム」は23歳頃当時のシューだびよんで再演し、
今回の上演が三度目になります。

40代に入ってから10代の世界を演じることで、
「ひとりでそんなに苦しまないで。外にはもっと広い世界があるよ」という部分と‥


何歳になっても、同じようなことで悩みつづけるんだなあ、という部分、両方が見えて面白かったです。


モラトリアムのラストシーン。金色の紙吹雪をまいてすべて過去にして、
ひとりでラーメンを食べに行くのです。

二本目が「夢ちがえの姫君」。
儚く美しくも残酷でおぞましい、速瀬さん流の平安王朝絵巻です。

大火に飲み込まれる京の都、という悪夢。


貝あわせが出てくるお話。折り紙で蛤を折りました。不器用なのにがんばった。

遊び女の設定なので、時々横になります。デコルテにモラトリアムの余韻が‥


無事終演!急な開催にもかかわらず集まってくださった皆様、ありがとうございます!
(ちなみに写ってないところに大半のお客様がいらっしゃいます)

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